地域での保護と継承
静岡県の国指定史跡
柏屋横穴群
時代背景の目線ではなく、文化財保護法による地域での史跡の保存、地域での関わりと活かし方を観察。
綾瀬市の神崎遺跡と同じく史跡名勝天然記念物での国指定。
自然豊かな公園内、大事な部分は保存の為に埋め立てているが小さな子どもたちが横穴群に出たり入ったり。桜がある広場、湿性植物があるデッキ、鳥や小さな生き物があり、綾瀬市内の神崎遺跡と蟹ヶ谷公園と城山公園が一体化したような場所でした。
韮山城跡、こちらは、未指定でありますがかなり大規模な城跡。
綾瀬市の城山城跡は、県指定史跡。
城跡として重要な土塁、堀切などが小さな規模でも分かりやすく集まっており、保存状態が良いからなのだと改めて理解しました。しかしながら、こちらも子どもたちや学生さんたちが多く集まっており、地域で親しまれておりました。
遊びやトレーニング中にも関わらず、
歩いていると、子どもたちや学生さんに『こんにちは』と自然にご挨拶をされ、地域の救育の現場としても活かされていることが伝わってきました。
改正文化財保護法による新たなスキームでは、
過疎化・少子高齢化などを背景に、文化財の滅失や散逸等の防止が緊急の課題であり、未指定を含めた文化財を まちづくりの核とし、社会総がかりで、その継承に取組んでいくことが必要。このため、地域における文化財の計 画的な保存・活用の促進や、地方文化財保護行政の推進力の強化を図る
とある。
本市としての課題としては、保護も重要であるが、まちづくり、教育、活用の促進にも目を向けなければならないと実感しております。
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