私たちにできること
昨日は、綾瀬市の社会福祉法人 唐池学園の理事長 鶴飼一晴さんのお話を聴かせて頂きました。
全国的にコロナ禍において子どもに対する虐待が増加傾向にある。綾瀬市においても増加している。
児童養護施設の今を知ること、現場ではどのようなことが起こっているのかを学ばせて頂きました。
藤沢で戦災浮浪児を引き取り、畑で自給自足しながら共同生活を始めたのがきっかけの施設。綾瀬市の吉岡に移転するにあたり地元の方々に理解を頂くための努力、児童養護施設の役割と児童福祉の覚悟を知りました。
昔は、遊ばせて、食べさせて、寝かせれば良かった。貧しい家庭に問題があり、子どもたちに問題はなかった。今は、ネグレクト、精神的、肉体的虐待が増え、子どもたち自身に問題がある。発達障害も増えており受け入れ施設の対応に大きな責任が問われている。国は、状況を知っているのに予防にお金はかけない。カタチのないものにお金をかけないのだ。と語る理事長。
親になる前の段階、子どもたちの教育や育成を考えなければならないと感じました。
私たちにできることは何か?
現実にできることは、虐待で苦しんでいる子どもたち、またその予備軍を見つけて支えていくことなのだと思います。
私は、現行の子ども食堂には問題があると感じています。綾瀬市の子どもたちの状況を考えると何かを与えることが重要なのではなく、居場所やコミュニティを自分たちで作るチカラをつけてあげたい。
まずは、やれることをやってみようと思います。
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